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天体望遠鏡なしでメシエ天体を撮る

メシエ天体は見ても面白くない

天体望遠鏡でアンドロメダ大銀河やオリオン大星雲を見たことがある方なら分かると思うが、
星雲・星団・銀河などのメシエ天体は裸視しても面白くない
写真で見るような美しい姿が望遠鏡で覗いただけで見えるなら天体趣味市場はもっと大きなマーケットになっているハズだ。
うっすらとしか見えないメシエ天体をまともに見るには光を蓄積することのできる写真に撮って見るしかない。

できれば天体望遠鏡は使いたくない

カメラ(特にコンデジ)と天体望遠鏡を接続しようとすると、物理的に無理な場合があるし
パーツにかなりコストが掛かる。たかが接続用リングに数千円も払いたくない。
と言うわけ普通の星野写真でも存在を確認することはできる、またはカメラのズームレンズだけで
形が分かる程度に撮影可能と思われるメシエ天体を一覧に示す。
明るく大きいメシエ天体一覧
「散光星雲」「散開星団」のタイプのメシエ天体は比較的見つけやすいものが多い。
「球状星団」はボヤケた星のように見え、見つけ辛い。「銀河」もぼんやりとした明るさで見つけ辛い。

メシエ天体の撮れるカメラの条件〜広角編

普通に星野写真を撮れるカメラで十分である。明るく大きいメシエ天体一覧にある天体なら自然に写り込んでくる。
ただし、色が淡く小さいものが多いのでできるだけ低ノイズのものが好ましいのは言うまでもない。

メシエ天体の撮れるカメラの条件〜ズーム編

広角撮影では存在が分かる程度にしか写らないが、ズーム撮影ではよりはっきりした形を写しだせる可能性がある。
ズーム撮影の場合、その分日周運動の影響が大きくなる。
広角15秒で流れなかった星が10倍ズームでは2〜3秒で流れてしまう。
従って長時間露出は必要ない。高いISO感度と明るいF値が重要となる。
F値は通常ズームして焦点距離が伸びた場合、数値が大きくなる(暗くなる)。
例外としてPANASONICの一部機種ではズームしてもF値の変わらない「全域F2.8」のレンズを採用している。
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