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一眼レフと天体望遠鏡で高倍率で撮る(拡大撮影)

直焦点撮影では倍率が50倍にも満たない場合が多い。
高倍率が必要な土星・木星の撮影に用いるのが拡大撮影である

拡大撮影の撮影対象

土星・木星、月のクレーターの拡大などが対象となる。
F値が非常に大きくなる(暗くなる)傾向があるが、土星・木星、月は1秒以下のシャッタースピードで撮影できる。
高倍率での撮影となるため、導入や手動での追尾(特に土星・木星)は慣れが必要となる。

一眼レフカメラ側の準備

直焦点撮影と同様のTマウント、Tリングなどと呼ばれるアダプタを使用する。
カメラボディ側には各メーカーのレンズマウント(キヤノンEFマウント、ニコンFマウント等)と同様の形状となっており
レンズマウントごとに専用のものが必要である。天体望遠鏡に接続する側はT2ネジと呼ばれる口径42mm、ピッチ0.75mmのメスネジとなっている。
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天体望遠鏡側の準備

直焦点撮影ではTネジでカメラと直結させるが、拡大撮影の場合はその間に拡大撮影用アダプタをかませる。
拡大撮影用アダプタの内部にはアイピースを入れて使用する。
拡大倍率はアイピースの焦点距離およびアイピース〜カメラの撮影素子間の距離により変化する。
アイピース〜カメラの撮影素子間の距離が離れるほど拡大率が上がるため、スライド式で距離が自由に変更できるようになっている。
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拡大撮影の倍率計算

直焦点撮影比の拡大倍率
(アイピース〜撮影素子間の距離÷アイピースの焦点距離)-1
合成焦点距離
望遠鏡焦点距離×拡大倍率
合成F値
合成焦点距離÷望遠鏡対物レンズ口径
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