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星が撮れるデジカメとは?

普通のデジカメを、普通に星空に向けてシャッターを切っても星は写らない。
コンパクトデジカメ(コンデジ)はオート撮影を基本としたものがほとんどで、 明るいときにシャッターを押すだけで露出などはデジカメが最適な設定を選択し 誰でも簡単に綺麗に撮れることをコンセプトとしている。
が、天体写真・星野写真となると全く別。通常の被写体と比較して圧倒的に暗い「星」まで自動的には撮れない。
暗い被写体を明るく撮るにはシャッタースピード(露出時間)を長くする必要がある。 入門機レベルだと最長でも2秒程度、花火撮影モードなどの特殊なもので4秒程度までしかない。
PANASONICでは8秒、CANONでは15秒であるものが多くメーカーにより偏りがある。 では実際どの程度写るかを見てみる。
露出時間 4秒 露出時間 8秒 露出時間 15秒
ISO感度
400
ISO感度400 4秒 ISO感度400 8秒 ISO感度400 15秒

この例ではISO感度400。
2秒以下ではほとんど星は写らない。
空の状態によるが4秒では1〜2等星程度、8秒では3〜4等星程度、15秒では5〜6等星程度まで写すことが可能なようである。

もう一つの方法はISO感度を高くすることである。
ISO感度を倍にすると露出時間を半分にしてもほぼ同等に写る。
ISO感度を非常に高く(6400とか12800とか)すればわずか1〜2秒の露出でも星を撮影可能だが非常にノイズが多くなるので実用的なものではない。
星撮り用として実用レベルなのは1(〜2)ステップ下の感度までと考えたほうが良い
(最大ISO感度1600なら感度800まで、最大ISO感度800なら感度400まで)。

考察

シャッタースピード:8秒以上
ISO感度:800以上
シャッタースピードとISO感度をマニュアル設定可能
上記以上のスペックが望ましい。
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